2011/04/15(金)に行われた「Ajail Japan 2011 仙台サテライト」へ行ってきた。
セミナーの概要などは、最後にリンクをつけてあるので、そこを見てください。
■行けるのかアジャイル祭り?!
以前のブログにも書いていたが、転職活動中だった私はセミナーも行けるかどうか、ちょっと不安だった。
だが4/11(月)に転職が決まり、4/12(火)から新しい会社(
株式会社ディー・エム・ピー)に通い始めたばかりだった私をあっさりセミナーに出してくれた社長と会社の風潮に感謝したい。
宣伝臭く聞こえるかもしれないが、ただでさえ最初は生産性が低い社員を丸一日のセミナーに出すというのは懐の広さと、自分自身の仕事に対する責任を感じずにはいられない。
「仙台でアジャイル?!!」と驚くぐらい、仙台でこんなセミナーが行われるとは思ってもみなかった。
仙台会場開催の
TDCメンバーは、こんな時期に大変だったであろう、関東から来てくれる講師のみなさんも新幹線が走っていない所でご苦労様。
とか思いつつ会場入りしたのだが、最初から興奮していたので会場では即Tシャツモードで、前説でも良い話をしていたが、興奮していたせいでよく覚えていない(^^;
「Fearless Change - 不安を乗り越えて組織改革を推進するには」
リンダ・ライジングさんはチャーミングなご婦人であった。
35歳定年とか昔は言われていたソフト業界のセミナーであのような賢者?!老師?!の話を聞けたのは42歳のひよっこを勇気づけてくれた。
彼女は、ソフトウェア開発の中で人やチーム、協調に関する経験を、「パターン」と呼ばれる形式でまとめてきました。
話を聞いていくと書籍にまとめた「パターン」の中で彼女が好きな物を紹介する内容となっていた。
アジャイルという開発手法を進めていくという事に関して、新しい事や変化をみんなに浸透させていくためにどうすか?という事を「エバンジェリスト」と言うパターンとして説明していた。
その他、色々なパターンの説明があったが詳しくは動画を見てもらうことにして、気になったキーワードをまとめておく。
・「変わるか死ぬか」
・「変わる事を信じていないと変われない」
・「タイミングが全て」
・「ちょっと小さな事をやってみましょう」
・「最初は小さなミーティングを食事をしながらやる」
・「抵抗に敬意を払い、味方につける」
■UNIX使いというだけでなく、現場を知ってる當仲さん 「立ち上がれ、「義理・人情プログラマ」」
基幹160システムを6名半年で構築したという強者である。
現場を知り、簡単なツールの組み合わせで最短距離でシステムを作り上げると言う事は素晴らしい。
「アジャイル開発が上手くなるための4つのステップ」
マスター西村と呼ぶと
ジェダイのようだが、彼はスクラムマスターである。
スクラムとはアジャイルの手法の一つのようで、
・知る
・やってみる
・ふりかえる
・試みる
のステップで物事を進める事をワークショップで体験できた。
実際はトランプを使い6人チームで2順するゲーム形式。
2順する事で、ふりかえりや試みを体験できた。
「仙台を活性化しそうなアプリ・サービスを発想するワークショップ」
石井さんは仙台の人で、第一印象として、声がデカくて、わかりやすい。
アイディアワークショップという物で、アイディアを一人、2人、グループ、全体などパターンを変えて色々出していくことを体験した。
かなり考えて、動いて、しゃべって、声はかれるし、体力も使ったが、かなり楽しい。
アイディアが繋がり、混ざり、変化してみんなのアイディアとして出来上がっていくと言う現象が面白い。
「アジリティからリジリエンス(再起力)へ - 東北ディベロッパーへの応援メッセージ -」
Amazonクラウド(AWS)のエバンジェリストである玉川さんのお話。
他のセミナーでお会いした事もある方で、ユーモアと魅力をもった方である。
玉川さんがいるからクラウドはAmazonを使ってみたいなぁと思わせる人である。
今回の震災直後から、玉川さんなどをはじめとするクラウド使いの人々が色んな活動をしていた事はTwitterや
ネットのニュースで知っていた。
災害で必要な情報がのっているサイトの負荷が高くなり、ダウンしたりしたサーバーをAWS上に移行したりして、情報伝達を強化していた。
そんな彼らのエピソードの他、玉川さん経由で送られたIT関係者から仙台へのメッセージが紹介された。
その中でもガンダム好きなMicrosoft Azureエバンジェリスト
砂金さんのメッセージが一番良かった。
今回の震災で、ITとしては携帯、Twitter、クラウドが活躍していたと感じる。
震災の時、IT技術者として何も出来なかった自分を思うと、自分のその技術を身に着けてきたいと再認識させられた。
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